食用サボテン研究所

食用サボテン研究所

緊急開催!
サボテンの「衣」×「食」対談!
サボ子、サボテンレザーに出会う!
~前編~

サボ子)
今回CACTUSさんとの出会いをきっかけに、本革の製造が環境に与える影響を初めて知り驚きまたが、CACTUSさんのお話からサボテンのレザーとしての豊かな可能性を感じワクワクもしました!後編ではCACTUSメンバーのみなさんに、サボテン畑での農業体験やサボテン料理を食べていただいた感想を伺っていきます!

■サボ子取材メモ①サボテンレザーとは?

ウチワサボテンを主原料とするヴィーガンレザーのひとつ。ヴィーガンレザーとは動物の皮を原料としないレザーの総称。身近なものでは石油由来の合成皮革と人工皮革があります。最近では原料が植物由来のヴィーガンレザーが新たに登場し、サボテンレザーもそのうちのひとつ。動物愛護の観点や環境負荷の低さから次世代の素材として注目されています。
※ヴィーガンレザーの定義はブランドによって異なることがあります。

■サボ子取材メモ②本革は環境負荷が高い?

本革と言われる牛革や豚革は“食肉の副産物”。牛肉や豚肉など動物性の食品は、生産過程で水の大量消費や、放牧のための森林伐採、動物の排泄物による水質汚染、動物のゲップなどの温室効果ガスの排出など、さまざまな環境負荷が問題になっています。そのため、環境に配慮した植物性のヴィーガンレザーへの期待が世界的に高まっています。

cactusインタビュー

【お話を伺ったCACTUSメンバーのみなさん】

  • 新井諒さん・・埼玉県深谷市出身
  • 杉田耕介さん・・兵庫県加古川市出身
  • 熊谷渓司さん・・北海道札幌市出身

革好きで自然派育ち。
共通の想いが活動の原点に。

サボ子)
どんなきっかけでサボテンレザーに出会ったの?
熊谷さん)
私は学生時代から環境問題に関心があって、個人で環境問題に関するブログを書いて発信していました。ブログを執筆する中でサボテンレザーについての記事に出会い、可能性を感じたんです。もっとダイレクトに環境に関わる活動がしたいと思っていたので、他のメンバーにサボテンレザーで事業をやらないかと声をかけました。
サボ子)
もともとみんな学生時代のお友達なの?
新井さん)
いえ、東京に出てきてから知り合ったメンバーです。奥さんや親しい友人の紹介で知り合いました。みんな本業の仕事以外に、社会問題を解決したり自己成長ができる活動をやりたいって思いがあって、身近な人が「同じような人知ってるよ」と紹介してもらって繋がったメンバーです。
サボ子)
みんな同じような目標があって、仲間になったのね。
杉田さん)
そうやって出会い、どんな活動をしようかといろいろなアイデアがあった中で、サボテンレザーへの熊谷の思いに賛同して2020年4月に本格的にスタートしました。全員共通して革製品が好きで、みんな自然豊かな土地の出身でもあったので、共感できる部分が多かったんです。
cactusインタビュー

環境に優しいだけじゃない。
プロダクトとしても良いものを。

サボ子)
植物性レザーはサボテン以外にもリンゴ、キノコ、パイナップルなど いろいろあるみたいだけど、サボテンレザーと比較などはしたの?
熊谷さん)
はい、いろんな植物性レザーのメーカーにかたっぱしから連絡をしてサンプルを取り寄せました。水の汚染が減ったり、二酸化炭素の排出が少ないなど、環境に優しい点はどの植物性レザーも共通でした。ただその中でも、私の感想としては、サボテンレザーは特に手触りが良かったんです。本革に近いなと思いました。
サボ子)
たしかに触り心地がいいわね。なめらかでキメも細かいように思います!
(今回サボ子はCACTUSさんのメガネケース(白)を購入しました!)
新井さん)
CACTUSでは、Adrian and Marte社(本社:メキシコ)が開発したサボテン由来のレザー素材「Desserto」を使用しています。ここにも英語で問い合わせをし、実際にメキシコの方とやりとりしました。
サボ子)
「Desserto」は私たちも注目していました!サボテンでレザーができるなんてって記事を読んだ時びっくりしたもの。イタリアの世界最大級の皮革見本市で「高級ブランドの使用にも最も適する」といわれたほど、評価されたそうよね。
熊谷さん)
私たちも高級感ある見た目となめらかな手触りに、本革の代替としてのポテンシャルを感じました。プロダクトとしてのクオリティを高めることにも繋がっていると思います。ぜひ、そういったところにも注目してもらいたいですね。
cactusインタビュー

~前編 編集後記~

サボ子)
今回CACTUSさんとの出会いをきっかけに、本革の製造が環境に与える影響を初めて知り驚きまたが、CACTUSさんのお話からサボテンのレザーとしての豊かな可能性を感じワクワクもしました!後編ではCACTUSメンバーのみなさんに、サボテン畑での農業体験やサボテン料理を食べていただいた感想を伺っていきます!
CACTUS

2020年4月発足。「サボテン」からできた革製品を製造・販売。2021年、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて目標金額に対し224%の支援を達成。環境負荷の低い素材「サボテンレザー」を世に広めるべく、アクティブに活動を展開している。

CACTUS TOKYO インタビュー

サボテンの「衣」×「食」対談!
サボ子、サボテンレザーに出会う!
~後編~

戻る